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キャッシュフローを健全に!

 なぜキャッシュフローなの?

 会社や個人事業が倒産・廃業に追い込まれるのは、ほとんどの場合、資金が枯渇したことが
 原因です。逆にいうと、お金が十分残っていさえすれば、事業を長く継続することができま
 す。仕入れや給与の支払いなど、まずはキャッシュがないと創業時の経営は立ち行かない。
 資金を枯渇させないために重要なのが「キャッシュフロー」、つまり
”現金の収支”です。
 
キャッシュフローをプラスに保つことが、健全な経営のためのカギだと言えます。

  <創業期経営の基本>

 事業を長く続けるには、キャッシュフローを意識した経営が不可欠
 です。とくに創業期は、売上を増加させるだけではなくキャッシュ
 インを早くし、無駄なキャッシュアウトを抑える行動が、経営基盤
 を固めるために重要です。


 帳簿上の売上だけでなく、実際に手元にあり自由に使える現金をいかに多く確保するかが安
 定した経営の第一歩と言えます。
 例えば計算上は利益が出ていても、売上が実際に入る時期よりも経費を支払う方が早い場合、
 「売上が増えれば増えるほどお金が足りなくなる」・・・そして”黒字倒産”という怖い現象
 が起こる可能性がありますので油断は禁物です。
 創業期は、早期に営業キャッシュフローをプラスにすることが
 重要です。そのためには、キャッシュイン(収入)を増やす
 だけではなく、無駄なキャッシュアウト(支出)を減らすこと
 も欠かせません。
 しかし、「お金を使わない」という姿勢のみでは、成長が見込
 めないどころか黒字にすることすら困難です。戦略的に投資を
 して、予想通りのリターンが得られるのが事業活動のすばらし
 いとこなのです。
 
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 キャッシュフローを健全に保つためのポイント



 picture-yajirushi2 いざと言うときのための余剰資金を調達しておく。


 picture-yajirushi2 支払はなるべく後払いにし遅くしてもらい、支払サイトに余裕
     をもつこと。

 picture-yajirushi2 売上の回収はなるべく早くなるよう、料金の前払いや一括払い
    (値引 をつけてもよい)を促進する。

 picture-yajirushi2 請求などの債権回収は厳しチェックくし、回収漏れや遅れがない
     ように。

 picuture-yajirushi2 見積もりや価格の調査・比較をし、無駄なお金を使わないよう
     経費削減努力を心がける。

 picture-yajirushi2 給料支払日設定を工夫して月の現金支出のバランスを整えたり、
     ボーナスを利用して固定給を抑える。

 picture-yajirushi2 在庫がある業種の場合は在庫状態や在庫回転率をチェックし在庫量
     を調節することで、無駄な在庫を圧縮して持たないようにする。

 picture-yajirushi2 クレジットカードを利用し支払を繰延べることで、現金で支払のに
     比べ1ヶ月以上支出を遅くできる。

 picture-yajirushi2 税理士に相談し、消費税の納税義務の免除の特例を活用する。



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