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TEL. 052-571-7056

〒451-0042 名古屋市西区那古野二丁目23-21

開業前と開業後の注意点

 開業前の注意点

 開業にあたってはさまざまな準備が必要です。以下のリストは本来どれも必要となる(あれ
 ば望ましいものも含まれます)のですが、チェック項目に満たなくても心配はいりません、
 準備期間中にできる限り補って行けばよいので、まず最初のハードルをクリアできるよう十
 分な期間をとることが大切です。
 
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 そして、実際動き出すとより具体的な内容を考えることになります。事業計画を立てること
 は全体像を知るためにも重要であり、作成することでより自分がやろうとしていることに現
 実味を帯びてくることとなります。


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   ☆素朴な疑問<借入はしないつもりだけど経営計画書って書かなきゃいけないの?>

 最初の立ち上げで失敗に陥りやすい大きな傾向として、”自分の思い入れ”だけで
 無計画に起業してしまう方がみえます。特に借入をせずに起業するケースで、
 「必要がない」という理由で事業計画書を作らなかったために、起業に対する考え
 や思い、事業性などを客観的・論理的にチェックできなかったため、はじめてみた
 もののうまく行かず途中で頓挫してしまったのです。
 そのようなことにならないために、たとえ借入や補助金申請の予定がなかったとし
 ても、事業計画書を作成することを強くおススメします。




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 開業時・開業後の注意点

 開業前は、夢あふれて意気揚々と開店するのですが、3年以内におよそ8割近くの方が廃業を
 余儀なくされているという現実があります。制度や手続き面などは各セクションでご説明し
 ますので、ここでは心構えについてお伝えします。

〔運転資金は十分に確保〕
 よくある要因としては、開業後の売上がほとんどなく満足に運転資金も用意できず資金の大
 半を開店資金に投じてしまっていたため、資金が底をついてしまったということです。創業
 時の運転資金はとても大切です、そして始めてみると意外に家賃や人件費などの固定費ほか
 必要経費がかかるんです。ですので運転資金は半年分以上あったほうが余裕をもって営業に
 専念できます。

〔キャッシュフローを重視する〕
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〔販促投資にお金をかける〕
 商売とは、投資をすることで得られる利益が商売を継続できる資金源となります。だから
 こそ販促投資をして、そこから得られる売上から家賃や人件費などの固定費を支払うので
 す。潰れてしまう事業の大半は販促投資をしません。販促投資をしないためにお客さんが
 来ないにも関わらず、その原因を販売価格のせいだと思ってしまいがちです。また店舗経
 営の場合、商圏が限られているため一定の範囲内のお客さんに末永く利用してもらわなけ
 ればなりません。

〔過度な料金設定や極端な価格変更をしない〕
 お客さんが来ない原因を販売価格が高いからだと勘違いして無用な安売りをすれば利益を
 減らしてしまいます。また反対にお客さんに末永く利用してもらわなければならないのに、
 無謀にも暴利をむさぼるような高額設定で販売をしてしまえば、1年目の売上は伸びても
 リピーターがつかず顧客を食い尽くしてしまい、2年目以降はぱったり売れなくなるとい
 う焼き畑農業的なパターンに陥ってしまいます。

〔軌道に乗るまでは身軽な状態を心がける〕
 売上が安定するまでは給与(会社の場合は役員報酬を含む)・メンバーの人数は最低限に
 抑え、その後業績に応じて徐々に増やしていくことです。また分不相応な高額物件や備品
 などには手を出さないこと。身の丈に合った身軽な規模で始めることが将来の成功への近
 道となります。

〔当初の構想や事業計画に縛られすぎない〕
 当初の計画はあくまで机上のものです。そのまま計画通りに進むことは少ないです。した
 がって、実際動かしてみて思ったような結果を生まないと気づいたときにはすぐにアプロ
 ーチを変えることが大切です。常に微調整を繰り返しながら事業の精度を上げて行き、ダ
 メだったら素直に方向転換できる発想力が経営者には必要なのです。
 
      <PDCAサイクル>



















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